ワン・ビン監督最新作『収容病棟』6月シアター・イメージフォーラム

精神病患者が1億人を超えると言われる中国。
その中国の雲南省にある精神病院を撮影した初の国際的ドキュメンタリーがついに公開されます。

《第70回ヴェネチア国際映画祭特別招待作品》
《第35回ナント三大陸映画祭銀の気球賞》

『無言歌』『三姉妹〜雲南の子』の
世界が注目するワン・ビン王兵)監督の最新作!

2009年に当局が「精神病患者が1億人を超えた」と発表した中国。急激な経済成長の陰で、その数はさらに増加の一途をたどり、
現在では日本の人口を超えているに違いないが、その精神病院の実態は謎に包まれたままです。
今回、『三姉妹〜雲南の子』などで知られる世界的ドキュメンタリー監督ワン・ビンが撮影したのは、雲南省の精神病院。
ここには200人以上の患者がいて、中には入院して20年以上になる者もいるなど、その実態は「入院」というより、まさに「収容」。
患者たちは多種多様で、暴力的な患者、非暴力的な患者、法的に精神異常というレッテルを貼られた者、薬物中毒やアルコール中毒の者、
さらには、日本では信じられないことだが、政治的な陳情行為をした者や「一人っ子政策」に違反した者までもが、“異常なふるまい”を理由に収容されているのだといいます。

しかし、そうした衝撃以上に、本作観賞後に印象に残るのは、収容者たちひとひとりの人間としての魅力です。
ワン・ビン監督と言えば、ファンが必ず口にするのは、その独特な被写体との距離だが、約3ヶ月半の撮影期間中、監督がほとんど毎日病院に通って記録した本作の映像は、
まさにこの誰も真似することのできない唯一無二のカメラ=“ワン・ビンの距離”を感じさせるもの。
そして、観る者が「まるで鉄格子の中に入ってしまったかのよう」な感覚になる作品です。

そんな感覚を、予告篇でいち早く体験していただけたらと思います。(下記URLより予告篇をご覧いただけます)

http://youtu.be/QUv2PrgcVUY


公開まで、どうぞよろしくお願い致します!


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